ママ獣医ぴんはる日記

夫、子供1人(2020.1.22生♀)、猫1匹との暮らしの記録。夫婦共に臨床獣医師。周りに獣医師夫婦やママがいないので私の経験談を勝手にシェアします。

ママ獣医は細く長く続けることが何より大事なのである

こんにちは、ぴんはるです。

 

日々の記録をしっかり残したいと思いながらも、忙しさにやられ全然記録できていない。

今は実家に来ていて、勉強もしたいけれどそれ以上にアウトプットしておかねば私の様々な記憶が薄れていってしまうと焦りを感じたのでいよいよ記録しておきます。

 

先日、とある中獣医系のセミナーに参加しました。

参加者は女性:男性=8:2くらいで圧倒的に女性多め。(しかし講師陣幹部は全員男性だったな。)

各々の自己紹介を聞くと、出産してすぐの方や、育休中の方、妊娠中の方まで絶賛子育て中という方が多かった。私も例にもれずそうですね。

やっぱり、子育て中の女性は朝から晩までの西洋医学治療にフルコミットすることはどうしたってできないので、(仕組みがしっかりできている大きな病院とかだったらそんなに負担も、何か申し訳なさも感じることなくうまく引き継ぎしながら成り立つのかな?私はそういうところでは働いたことがないので分からないのだけれど)少しゆるーくと言ったらなんか悔しいけれど、子育て中でもできることとして中医学の勉強に手を出す人が多いのかなと思いました。でも実際、普段家でペットの世話をしたり、病院に連れてくるのはのは女性の方が多くて、漢方や鍼灸などはリラックスしてゆっくりお話しながらとか往診で家に上がらせてもらって診療することが多いと思うので、女性獣医師の方が向いてる分野だなと思います。普段病院で診療していても男性でやや圧力ありの院長に緊張してしまう動物(オーナーさんも)は多いです。笑

 

そのセミナーの中で、席が隣だった方と色々とお話させてもらいました。多分年齢は私の親と同じくらいで、子育てがひと段落したので勉強しに来た、という女性の方でした。

その方は夫婦ともに獣医師でお子さん3人を育て上げられましたが、自身の獣医師としてのキャリは臨床に少しタッチしたくらいほとんどなしと仰っていました。

しかし、そのことについてはご自身でも少し後悔をしている様子で、私には、子育てと仕事の両立は大変だと思うけれど、完全にキャリアを中断してしまうのではなく、細く長くでも絶対に続けていた方が良いとアドバイスしてくれました。

それは、私も日々の中でつくづく感じていることで、全然満足に勉強も治療もできていないけれど、子育て中はそれでも踏ん張って何とか臨床を続けていくことが、後々子供の手が離れた時、アクセルを踏むために何より大事なことだと感じています。臨床ってやっぱり楽しいので、ずっと続けていたいんですよね。今は全然満足にできなくて、焦りや葛藤があるけれど、細く長く続けていることがいつか絶対大きな財産となる時が来るので、私は今のところ子育てと仕事の両立、踏ん張り続けたいなあと思っています。

 

そんなことを思える仕事ができているだけで幸せなんですかね、、日々はいっぱいいっぱいなんですけどね。